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『海を抱く』

2010/07/09 02:13 - | Comment:0 | Trackback:0
久しぶりに、小説を読みました。

『海を抱く』村山由佳


高校時代。
とてつもなく本が読みたい(もしくは読まなければならない)気がして
「夏の○冊」みたいな、出版社から出てる、本の紹介の小冊子をもらって
あれこれ、読んでいたことがありました。

村山さんの本を読むきっかけになったのも
多分、その小冊子の中で紹介されていたからだと思います。
一番最初に読んだのは、多分『天使の卵 エンジェルス・エッグ』。

考えてみれば、あれから、もう10年近く経ってるんですねw
びっくりです。


 村山さんの本は、
 作中の人々の繊細な感情が、とてもまっすぐ伝わってくる気がします。
 それはもう、痛いほどに。

 だから、すごく夢中になってしまう。
 そして、夢中になってしまうものを、私はなぜか遠ざけてしまう。

 江国さんも、村上春樹氏も、大好きな世界だけど
 時々、怖くなって、遠ざけてしまう。
 時に理性を脅かす程の、強い引力を持つ存在。私はそれが苦手なのです。


  でも、やっぱり、今回も、あの小冊子にやられましたw
  だって、何か、「同姓への恋愛感情」とか書いてあるんだもの。

  そして、これまた、やられましたw
  ぐいぐい引っ張られて、最後まで読んでしまった。

  「読んでしまったと」いうのは、
  正確には「飛ばし読みをして、話の筋を掴まねば気がすまなかった」
  ということなのですが。


何で夢中になるって、性描写が過激だからです←

以下ネタバレ。



主人公の女の子は、
表面的には優等生だけど、内面では煮え切らない思いが渦巻いている。
同性にも異性にも性的な欲求を抱いてしまい、同性の友人が気になっている。
生まれてくる性別を間違えたかもしれない。

 すごく正直で、切実な思いだと、私は勝手に共感してしまう。

同じく主人公の男の子は
表面的には軽いけど、内面に人に踏み入られたくない領域を隠し持っている。
それを隠すために、またつい、軽い口をたたいてしまう。

 ・・・うちの弟みたいw


 女の子は、自分のセクシュアリティを確かめるために、男性と寝ようとする。
 めぐりめぐって、男の子と寝る事になり、うっかり、しっくり来ちゃうw

 強気に出る事でしか、不安や迷いや、恐れを消し去る事が出来ない。
 でも、そういった、なりふり構わない姿を見せられる存在って
 実はすごく貴重なんだなと思いました。


彼女の女友達に対する思いの結末も好きです。
村山さんは、やさしい方なのかも知れないと、勝手にそう思いました。
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