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『ナチュラル☆ウーマン2010』

2010/09/17 03:04 - | Comment:0 | Trackback:0
小説とか映画ですごいなぁ、って思うのと同時に、怖いとすら感じるのは
一度引きずり込んだら、しばらくその世界から出て来られなくなるということ。

江国香織さんのエッセイで
大人は子供に本を与えたがるけど、あんなに魅力的なものを与えたら大変!
というような内容が書いてあった気がするけど、まさにその通りだと思う。

きっと、本とか映画とかだけじゃなくて、音楽ライブだったりもそうで、
その場を離れても高揚感が続くような作品を生み出せる人たちって、本当にすごい。


  『ナチュラル☆ウーマン2010』っていうぐらいだから、これはリメイク作品らしくて
  原作の小説があるとのこと。調べたら、小説とは少し設定が違うらしい。
 
 (全然関係ないけど、主人公の容子の姿が友達とちょっと似ててビックリw
  性格的には全然違うんだけども。)


  以下ネタバレ(好き過ぎて熱く語りすぎてるので注意w)
映画では、主に主人公の容子が、同じサークルでとびきり異彩を放つ容子に
猛烈に惹かれていく様子が描かれている。

映画を見てて、自分は花世よりも容子の方が好きだとおもった。
自分、こういう設定だと、大抵ボーイッシュな方に惹かれるからビックリ。


 容子は、自分に向けられた物事を
 戸惑いながらも受容できる素直さとしなやかさを持っていて、
 だからこそ周囲に振り回されるし、どこか不安げで儚げな空気をまとっている。

 それはつまり、周囲次第で自分がどんどん変化していくということで
 どこに向かっていくのか分からない、コントロールできない恐ろしさとか不安とかが
 常に付きまとうということでもあって。

 一方で、
 クールで、周囲とは一歩距離を置いて付き合う花世にとって
 自分自身をコントロール出来るって感覚はとても重要なものだっていうのは
 ごく当たり前の感覚だと思うし、妙に共感してしまったりして。

 そんな花世が、容子が持つ自分にはない部分に惹かれるのも分かる気がして。
 惹かれて行く自分をコントロール出来なくなることが怖くて
 容子をわざと傷つけてしまう自分に混乱している状況が、すごく痛くて、切ない。

ss06_l.jpg

(これ、床じゃなくて、一方的に壁に押し付けてる状態w)

このシーンの後、花世は自分だけ椅子に座って、遠くから容子を眺めて
「あんたは、服を着てても、着てなくても同じでしょ?」って突き放す。

容子は「そんなことないよ、恥ずかしいしかっこ悪いよぉねぇ、服着てもいい?」
と頼りなげに言う。

まるで、ちっちゃな子供みたいに。


ss04_l.jpg

花世が、わざと他の男の人からキスマークをつけられて返って来ても
容子は何も言わない。言わない事にイラだってしまう花世。

容子は「なにをしてもいいけど、何で私に見せるの?」って切なげに言う。
イライラした花世に押し倒されて、抵抗することもなく押し殺すように泣く。
「キライになった?」って花世が聞くと、うぅん。と素直に応える。
泣きながらも、花世に抱かれると身をゆだねてしまう。


なんてかあいいんだぁああああああああああああああああああああ!!(何


だめだ、ツボだこれ ←


 その一方で、
 憎らしくなって、愛しているのに傷つけてしまう花世が、すごく不憫に思えた。
 容子に罵声を浴びせた後、「あんたになんて会わなきゃよかった」って言って泣く姿は、
 内側にどうにもならない葛藤を抱いて苦しんでいるのがすごく伝わって来て苦しい。

 好きなのに、傷つけてしまうことって、あるよね。
 いとおしいからこそ、上手くいかなくなっちゃうことって、確かに存在していて。
 愛し合っていても、一緒にいられなくて、お互いを苦しめてしまうこと。

 最初から最後まで、胸が痛くてたまらない。

 そうやって、コントロール出来なくて自分を苦しめ傷つけていく他に
 道はないのかって、すごく絶望的な気分になる。

 そういった不器用な生き方しか出来ない人は、やっぱり幸せになれないんだろうか。
  
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